11月5日妙義遠征その2 ―アクリルスタンド×星―

書くことはまだまだありますよ。前の記事で書くといったことを書いていきます。

やることはまあタイトルでバレバレなわけですが、そう、アクリルスタンドと星を一緒に撮ろうではありませんか、ということです。

きっかけ

きっかけはAramisさんのこの記事。

aramister.blog.fc2.com

Aramisさんはこの方を参考にされたようです。

usasa-moon.hatenablog.com

で、フィギュアというものは心理的にも金銭的にも物理的にもいまいちハードルが高いと思い悩んだところ、おぼろげながら浮かんできたんです、アクリルスタンドという選択肢が。せっかく星と組み合わせるなら、まずは恋アスでしょう*1。そうと決まれば早速行動したいところですが、いろいろあって星撮りチャンスは今回が初めてとなりました。

結果

まずは桜先輩で試し撮りです。近くの赤いライトに照らされて怖い雰囲気になってますね。なんで桜先輩かって?それは成長していく姿が刺さるからです。

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試し撮り

Aramisさんの記事にもありましたが、かなりライティングが難しいです。

ライトを当てすぎるとこうなります。

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サチってしまった地学部のみなさん

ちょっとうまくやるとこれくらいでしょうか。

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ライト調節後

それでも近くの赤いライトに照らされてしまいます。それとみらちゃんで光が反射していますね。アクリルスタンド表面はピカピカの平面なのですぐ反射して大変です。赤い光が入っているのは近くに赤道儀があるからです。

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赤いライトの原因

地学部のみなさんをのせる台が貧相なことがバレてしまいました。許して。

その後しばらくは6Dやポラリエのお世話をしていたので、次の写真は薄明中に撮ったものです。

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明け方の地学部のみなさん

急いで撮ったのでかなりノイジーですが、そこのところはあとでPhotoShop買ったら何とかします。処理自体はDPP4でのRaw現像しかしていません。これくらいのライティングならバランスが良い気がします*2

また、前まで付けていたソフトフィルターを外しました。星にピントが合わないので、ソフトフィルターの効果は必要ありません。また、ソフトフィルターがあると一発撮りではアクリルスタンドの解像感がなくなってしまうので、つけないほうが良いと思います。とはいえ星にピントが合わないのは寂しいのですが、星と景色を分離する手法を使えばなんとかなりそう。新星景関連で調べれば出てくるかな。

11/25追記

上の写真を再処理してみました。

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再処理

処理はこんな流れです:

Rstacker  ダーク減算

DPP4    Raw現像・地上部加算平均・星空部手動位置合わせ加算平均

PixInsight  地上と星空をマスク使って合成

頑張ってスタックした結果、ノイズは減っています。頼みの綱のSequatorも、ピンボケ星像で位置合わせは不可能だったので手動になりました。あんまり地上の色と輝度が出ていない気がしますが、PIのマスクでは細かい調整が面倒だったので許してください。本当はPhotoshopを入れているはずだったのですが。

Photoshopのフォトプランを導入しようかと思って体験版の手続きをしたら、Adobeにクレジットカード情報を教えなければならないことが分かりました。クレジットカードは持っていないが、仮にあったとしてもAdobeには絶対教えたくないのでできずじまい。製品版なら通年契約で一括払いを選ぶと銀行振込が可能らしいので、あとでやるつもりです。カード版があれば楽なんですけどね。カード版は絶対使わないクラウドストレージとやらが強制的にセットになっていて、今は料金高いので選択肢にはなりません。

まとめ

  1. ライティングが難しい
  2. ソフトフィルターはなくていい
  3. 画像処理で星と景色を分離すれば表現の幅が広がりそう

こんな感じでしょうか。

*1:異論は認めない。ちなみに大学のTwitter界隈でも恋アスはよく通じます。授業のzoomのアイコンにも桜先輩が現れたり、それにノッてくれる先生もいたりします。さすが全国からオタクが集まる大学。入学式でも「小惑星を探しています」の看板を掲げる人が現れました。

*2:このときはライトとアクリルスタンドを1.5mほど離してライトをつけっぱなしにしていました。夜中だど適切なライティングは変わると思われます。