サイズ大きいので閲覧注意!!!
みなさんこんにちは。1月にα7Sを購入して以来それなりに使ってきましたので、触った感想、このカメラの長所短所をまとめていきたいと思います。「いや、今更?2014年のカメラですよ。レビューなんて他にもいっぱいあるじゃん。」という声が聞こえてきそうですし、実際その通りなのですが、まあいいじゃないですか。星屋の目線で8年モノのカメラを見ていきます。
α7Sとはどんなカメラなのか
2014年発売。有効画素数1220万画素フルサイズセンサー。最大ISO感度409600。出た当時のことを覚えていますがショッキングでしたね。今見てもとても個性的なカメラじゃないですか。画素数を必要最小限に抑えて高感度性能と諧調性能を稼ぐ。そういう方向性のカメラです。
明るい空も暗い森も微妙な諧調があるのがおわかりでしょうか。これでもまだまだ余裕です。STI。(もっとコンパクトなインプレッサ出してくれたら将来買いたい。インプレッサじゃなくWRXだというツッコミが来そう)
他にも…
- 手振れ補正なし。感度爆上げで撮る。
- 4K動画は単体では撮れない。4K撮らないので問題なし。
- α7Sシリーズで最もコンパクト。本当にフルサイズカメラなのか?
- 電池の持ちが悪い。でも電池は小さいので軽量化に効いている。
という、なんとも思い切りのいいカメラです。そのせいか最近再評価されている様子。カメラオタクが欲しがるスペックではありますが、当時SONYの偉い人がハンコ押したのはその熱に負けたのかな。
旅用のカメラとして
旅のお供としてα7Sはどうなのか。3月末の京都で試してきました。レンズは SONY FE20mm F1.8 G と SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN です。
さすが軽さ、コンパクトさは正義です。鞄に収まるので持ち出しやすいです。ミラーレスはレンズも小さいし最高だぜ。
暗くなっても問題なし。
AFの効きはα7IVなどの最新カメラと比べればかなり遅いですが、観光で風景を撮る分には問題ないです。EOS kiss X6iとかと同じくらいでしょうか。バッテリーは動画を撮ると厳しいですが、普通の使い方なら意外と持ちます。
動きものカメラとして
これは正直言ってキツいです。感度を上げて素早いシャッタースピードで撮れるのは良いのですが、連写が効きません。これはスペックからわかっていたのでOK。AFに関しては、ピントを固定しておけばよい電車なら大丈夫ですがスポーツ系は厳しそう。
トリミングしても少しくらいなら問題なし。とはいえ長めの中望遠レンズ欲しいなあ。雪の日でとても寒く、バッテリーがすごい速さで減っていきました。体で保温すると多少まし。
星撮りカメラとして
これは言わずもがな強力です。Aramisさんの「時々フォトグラファー」でもその力を発揮しています(突然のリンク誘導)。桁違いな高感度性能にも驚きましたが、今まで散々APS-Cでやってきた人からすると、Raw現像時にシャドーを持ち上げた時のものすごい耐性にも驚きました。私にとっては革命レベルなのですが、これが8年も前に出ていたとは。悔しい。
かなり暗所に強いのでポン置き&適当処理で楽しめます。短時間の1枚撮りでもノイズが少ないので、自撮り写真も余裕。寒い中数十秒突っ立っている必要がなくありがたい。10秒あれば十分だ!
SONY機で星と言ったら必ず話題になるのが星喰い現象、"star eater"ですが、広角で撮る分にはこの初代α7Sはそんなに気になりませんね。というか言われないと気づかない。
動画もいけます。当然ながら夜景は余裕です。夜の新幹線からの車窓が撮れました。*3車体が反射して見えるのが好きなんですよ。
星空動画はα7SIIIが多いようですが、α7Sも大丈夫(なはず)。だいこもん氏の動画ダークを行えばアンプグローも消せます。
まだ私は星の動画をちゃんと試せていないのですが、F1.8なら何の工夫もなく写ってくれました。
以上、私が書けることはこれくらいです。みなさんもおひとついかが?家族写真用だと言い張れば家族会議に通るかもしれませんよ。小さいので秘密裏に買ってもバレないでしょう。*4
6/29追記
α7SのバッテリーはNP-FW50という小さいバッテリなのですが、ケースというかカバーが付属していませんでした。ネットを探せばあるにはあるのですが、数百円するのでケチ魂が発動。DAISOでちょうどよいケースを発見しました。
カード入れでサイズは100×60×20mmくらい。これで丁度NP-FW50が3個収まります。
これで安心して鞄に入れて星を撮れます。
サムネイル用